結局、会社はその後倒産。 そして再び無職へ。

2度目の無職です。 今はフリーター得意げ
という素晴らしい言葉はてなマークはてなマーク

がありますが、

その頃(13年前ぐらい)はなかったですから。 

しばらくは、夢を語り、人を騙し、人の心を掴み、

金を吸い上げたTに対する怒りのみがありました。

その頃の借金は150万くらいだったと思います。 とにかく許せなかった。 

全く連絡は取れなかったので、自宅を調べ、

同じ目にあった人間と連絡を取りあい、自宅前で待ったり

とにかく会うことに全ての時間を使いました。 なかなか会うことはできず、

日増しにその怒りは増していき、もうどうにでもなれと、やけになっていたある日、

Tから電話がありました。           

「誤りたい」  

暗い声の主は間違いなくTでした。 

声を聞いた瞬間、怒りMAXプンプン 

しかし、会うのが目的。ここは我慢で。

そして今まで使っていた事務所で会うことになりました。

久しぶりに顔を見たTは、疲れ果てた顔をしていました。 

もちろん、かわいそうだなんて全く思いません。 

こいつは詐欺師。 これも演技に違いない

 電話があった瞬間から確信していました。 

「 本当に悪かった、誤解なんだ 」

「 自分も、騙されていたんだ 」

「 だから、こうやって会いにきたんだ 」

そんな言葉を並べていました。 

あまり覚えていませんが、

もう一度一緒に夢をかなえる為にどうのこうのと泣きながらしゃべっていたのは

覚えています。

あきらかに心に訴えかける得意の方法です。

その時、俺は何一つこいつを信じていませんでした。

聞きたかったこと、それは、

「 お金を返すのか?」

これ一点のみでした。

「それについては・・・」  本当、口だけは相当優秀でした。 

金は返すって一生懸命話していました。 

Tを探している間に、とあるTの知り合いに会いました。 

Tが詐欺行為を繰り返す、そういう男だということを

確認していました。いきなりぶっとばして終わりにしても良かったのですが、

こういう男と出会うこともなかなかないだろうと、

あえて何をどういうふうにするのか?

この窮地をどうきりぬけようとするのか? 

を勉強してやろうという思いも自分の中にありました
(変わってますね、自分も) 

最後にTは土下座して誤っていました。

自分の中のストーリーは完璧だったんだと思います。

その土下座の、頭を下げているTの顔は、にやけているんじゃないか?

そんな風にしか感じれませんでした。

なので渾身の力で、蹴ってやりました。 

そして事務所を出ました。 
 
スッキリするどころか、何か虚しく何もする気がおきませんでした。 

人間不信になってました。

続きは明日。