会議が終了しました。


その衝撃の後継者指名は、もちろん自分が一番ビックリしましたが


それを聞いていた社員にも衝撃が走ったに決まっています。


ただ、自分が社長に指名されて、クレームをつけられたり、


あいつが社長ならやめるって言われたことはありませんでした。


これには、社員に感謝しています。 おかげで、余計な心配を


することはありませんでした。 


ただ、社長の息子については、その後、退社していきました。


こればっかりはしょうがないです。 


止めるべきではないと思ったし、一緒にやろうという気も


俺にはありませんでした。 


俺は社長に会議のあと、聞きました。


「 社長、本当に俺でいいんですか? 」


社長は、 


「 さっきも話したが、やるべき人がやるべきだ。


 事業承継は、企業にとって難しい問題だ、


 でも大事な事は、事業に対する思い、


 会社に対する思い、だ。 それは本当の親子


 であろうと、思いがなければ、会社を譲ることは


 できない。 そんな人間に誰が付いてくる。


 君には事業に対する思いががある。 これから


 この会社を、成長させていけるのは君だ。」


ここまで言われたら、その期待に絶対応えたい!! 


もう覚悟を決めました。 


「 俺は社長になる 」DASH! 



社長も覚悟を決め、俺を指名したに違いない。


まして息子が目の前にいる状況で指名した。


その決断は相当悩み苦しんだに違いない。 


後であの決断は間違いだった。そう言われない


ように、すべてをかけてやってみよう。 


そう自分に言い聞かせました。


しかし、その日の夜、俺はかつてない程の


プレッシャーと戦うことになります。 


家に帰り、冷静にいろいろ考えるほど、


どんどん苦しく、どんどん不安になっていきました。


基本的に前向きですが、その日ばかりは・・・。


会社には社員もいるし、その生活だってある。 


取引先は継続して取引してくれるのか?


お客様は継続して取引してくれるのか?


銀行はちゃんと対応してくれるのか? 


さまざまな不安が押し寄せました。 


この時ばかりは、その予想される責務の重さに、


もう押しつぶされそうになりました。


夜中、戦いました。不安と。 でも勝ちました。 


朝には、俺はもう、スイッチ入ってました。


勝手に予想して不安になってるよりも


目の前の壁を一個づつぶっ壊す爆弾


やってやるって。


その時の俺の闘魂はアントニオ猪木を超えましたね。にひひ





そして俺はアルバイトで入社して12年。 


社長になる事になったのです。