アルバイト(配達)で入社したのが22歳の時、あれから14年、創業39年の老舗企業の社長になった男はいったいどうなるのか!!

 

カテゴリー:喫茶店

喫茶店 第2話

おばあちゃんオーナーは相変わらず元気だった。

ロックの王道のような選曲にジーンズ。

でも、店内は昭和。

相変わらず居心地がいい場所だ。

行くたびに漫画が増えてて、

俺:『何で?』

と聞いたら、

オーナー:『 お客が勝手に置いてくんだよおお、』

俺:『 そなんだ、それって・・・』

オーナー:『それより卵とってくんない?』

って、

すげえ、話の腰を折るどころか

ペースまで握られてる。

年の功だろうか。

オーナーにかかれば俺なんぞ赤ちゃん扱いだ。

『卵は2個あげるからね』

モーニングセットだと、なぜかゆで卵は俺だけには

2個つく。

見渡す限り、みんな一個だ。

『卵はねえ、栄養あるからね、がんばってよう

 日本の将来のために 』

卵はコレステロールが・・・という時代だが

おばあちゃんの生きてきた人生では、卵は

栄養の塊なのだ。

カゼを引いたら卵なのだ。

そんな卵を食べぬわけにはいかぬので

おいしく頂く。

食べてる間も、年配のお客さんがたくさんくるんだけど

オーナーが

『あなた、まだ若いでしょ?』

『おいくつ?』

『70よ。』

『ほらまだ若いから~』

思わず笑ってしまう。

若いのラインが、かなり高い。。。

帰りに、

『また明日もきてねえ。』

と言われた。

扉を出て看板見たら、明日は定休日だった。。。

おもしろい店だ。








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喫茶店 第1話

その喫茶店はオープンから実に60年

オーナーは80を過ぎたおばあちゃん。

決まった時間に来るお客は、各自、自分の

決まった席があり、よっぽどの事がない限り

座席変更はない。かといって一見さんが

もし、指定席に座っていても、そこは紳士に

対応できる、大人な客層である。

店内はというと、演歌!?と思いきや、

ストーンズやU2が流れ、はじめてきた時は

その、昭和の骨董品のような店内にロックを

聞きながら、80過ぎたおばあちゃんが、ジーンズを

履いて接客してる。そんなギャップにやられた。

そんなアメリカンなお店の窓際の奥のテーブルが俺の席だ。

前を見ると、指定席Aに ゆで卵を絶対に食べない

彼女のいない新聞屋さんがいる。

左前を見れば、肺がんが見つかって、あと何回会えるか

わからねえよ、今日生きてるからまだいいだろ

って言ってたおじさんが、元気そうに

週刊現代の全国の名医が紹介されているページを見ている。

その横には、めちゃめちゃかっこいいポルシェ乗ってきて

声もかっこいい実業家のおじさんがいる。

いつもの事だが、実業家のおじさんは、彼女のいない新聞屋さんに

とっておきの方法を教えてやると言って近寄る。

彼女がいない新聞屋さんは人付き合いが苦手なのは見るからにわかる。

そん新聞屋さんに、俺を女だと思ってと、無理にいくから、

それを見ていた4人組のおばさんから、そんなゴリラ顔の女いないでしょ?

と突っ込まれ、笑いが生まれる。

おばさん4人組は、彼女がいない新聞屋さんに、私達なんてどう??

と推定65歳くらいの美女!?がアタック、

新聞屋さん、一難去ってまた一難。

そこで、コーヒー持ってオーナー登場。。

『 わたしも、独身だけどおおお 』 

新聞屋さんはぐへぐへえと何やら困ったときの音が

ではじめた。

続けさま

『 わたしはねえ、ひとりがすきなんだからねえ 』

おばあちゃんは新聞屋さんの返答もなく振った。

ぐへぐへえも止まった。

この喫茶店に来ると楽しい。

コメダやスタバやドトールでは決して真似できない

味のあるお店だ。

オーナーのお話また書こうっと。


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